家庭教師のアルバイトについて

アルバイトで「家庭教師にチャレンジしたい」と思っているあなたへ

「子供が好きだから」「教えるのが得意だから」「将来教師になりたいから」
など、理由は様々でしょうけれど、なんとなく「家庭教師のアルバイトをやってみようかなぁ」と、いちどでも考えたことのある方は、意外と多いかもしれません。
―――しかし、家庭教師の派遣会社によっては、条件が厳しかったり、またそれ以外にも色々とコツが必要なようなので、気紛れですぐに始められるような仕事ではないものの、それでも、学ぶことが多いであろう家庭教師は、やっぱりちょっと魅力的。
・・・そこで、ここでは、「家庭教師のアルバイトをするためのコツ」をレクチャーすべく、ポイントをまとめていきます!
  

①関係性を築きましょう!

なにはともあれ、まずはご両親とお子さんとの信頼関係を築かなければ何もはじまりません!
ですので、第一にするべきは「仲良くなる」コト・・・と、まるでこれでは「転校先でクラスの子たちと仲良くなろう」的な言い方ですが(笑)なによりも重要なのは、基本的なコミュニケーションのようですね。
ちょっと想像してみてください。
はじめて訪問したお家にて、アルバイトをはじめたばかりのあなたの目の前には、ノートと教科書を机にひろげたまま固まっている生徒がひとり。普段自分よりも年下の子と接する機会はほとんどないので、どうしたらいいものか・・・と戸惑っていたものの、そこでふと、深呼吸をして冷静になってみると、自分以上に、生徒のほうがガチガチに緊張している様子に気づき・・・。
考えてみると、「これからこの先生と一対一でやっていくんだ」と思っている生徒さんのほうが緊張度合いは高いはず。きっとご両親もハラハラしながら、こっそり様子を伺っていることでしょう。そんな空気感の中、打ち解けるキッカケをつくれるのは、教師側を置いてほかにはいません。しかも相手は年下だからこそ、無理をしない範囲で「年上の余裕」を見せれば、信用度がいっきに増す可能性があります。

②生徒のペースをきちんと把握しましょう!

唐突ですが、何故、家庭教師を依頼するご家庭というのは存在するのでしょうか?
その理由は、「親では子供に客観的な目線で勉強を教えることが難しい」からではないかと。
いくら子供の学力を伸ばしたり、苦手を克服する力を付けて欲しいと心から願ったとしても、「第三者の目線」を持って本人の現状を正しく判断できなければ、これらを実現するのは難しい。
ご両親がお子さんを大切に思えば思う程、「客観性」はどんどん失われ、家族共々目的地が見えずに雁字搦めになってしまうこともあるのではないでしょうか?しかし、そうなってしまうのは当たり前といいますが、親子の絆が強いことの表れでもあるので、あまり気にする必要は無いでしょう(^^)

要は、「勉強が苦手な子供に基礎的な学力を身に付ける術を教え、将来困らないようにする」のが1番の目的だと考えると―――人によっては「新しい知識を積極的に取り入れるたのしさを知ってもらいたい」という方もいるでしょうけれど―――、その思いに答えてくれる教師を探すという、ひとつ目の解決方法が見えてくるのでは?

・・・さて、以上のように、「家庭教師」という職業は、ご両親から見えないところで強い「期待」をかけられているということを、まずは念頭に置いてください。なんて言うと、つい尻込みしてしまう人もいるかもしれませんが(笑)。
しかし、こう考えてみてはどうでしょう?「主役は生徒自身、自分はあくまでも脇役」。最初から軽い気持ちでバイト気分のまま家庭教師をやってみたいというならここまで真剣に捉える必要は無いかもしれませんが、それでも、出来ることなら、生徒にもご両親にも喜んでもらえる結果にしたいですよね?
そのためには、授業の前半に「君が主役だってことを分かっているよ」という気持ちが伝われば、その後の授業はスムーズに進むかもしれません。初日はお互いに慣れる時間が必要だと思うので、無理矢理距離を詰めようとせず、しかし頭の片隅で「この子はどんなペースで進めてあげれば学力が上がるのだろう?」ということを観察していけば、適度な方法と時間のかけ方は自ずと見えてくるでしょう。

③生徒が勉強しやすい環境づくりをする

お子さんがあなたに打ち解け、なんとなく「教師と生徒」という関係性が成立してきたなと思ったら、次に行うのは「環境づくり」です。
生徒のことを理解するため会話を重ねるなかで、なんとなく相手が集中力を切らさないペースや苦手な教科は掴めてきたと思うので、今度は「生徒自身が積極的に努力するための空間」を具体的に提案してあげると、着実な成果へと繋がる可能性が高まります。

例えば、最近はオシャレなカフェで外国人教師と1対1で英会話の勉強をする方を頻繁に見かけますが、あそこまで極端に環境を変えろという訳ではなく、ここで重要なのは「勉強を習慣化させてあげる」こと!
人間は、日常を変化させることにどうしても抵抗を感じてしまいます。それは脳が「日常を優先し、それ以外の非日常を排除する」機能を持っていることが影響しているのだとか。これまで培ってきた「普通」を軸に、突如発生したイレギュラーは急いで無かったことにしようとするあまり、なかなか変化を受け入れられないらしいです。
そんな一見融通の効かない脳味噌でも、「これは新しい価値観なんだよ」と受け入れさせる方法があります。それは「1ヶ月間、同じ時間、同じ場所で毎日勉強をする」です。
人間が新たな意識をインプットするには1ヶ月かかります。その間、決まった時間に机に向かうわけですが、最初はイレギュラーな事態に拒否反応を示すため、相当苦しいそうです(笑)ただ、少しずつ続けさえすれば、確実に「これは自分にとって必要な日常なのだ」と脳が変化を受け入れてくれるため、最後には習慣化に成功する可能性は高いのだとか。

以上のように、外的な環境づくりではなく「内的な環境づくり」・・・つまり、「勉強の習慣化」を最初にしてあげれば、その後の授業はスムーズに進むでしょうし、お互いに楽しむ余裕も生まれるでしょう。
また、1週間にいちど小テストをしたり、1ページ分の英文の和訳をつっかえずにできるようになるといった、「短期的な目標」を設定してあげると、積極的に勉強を継続させる推進力になるのではないでしょうか?

④生徒が自信を取り戻せるよう工夫しよう!

家庭教師を依頼するご家庭の多くが、お子さん自身の学力に不安があるか、或いはお子さん自身が学校の授業について行けず、密かに悩みを抱えているケースが多いと考えます。後者の場合、塾に見学に行ってみたは良いものの、「自分には合わない」という決断に至り、最終手段として家庭教師という選択肢を選んだというお子さんはきっと多いのでは。

・・・いずれにしろ、家庭教師の生徒になったお子さんのほとんどが、何かしら「自信を無くしている」と言っても過言ではないでしょう。ただ、以上については、表面に表れていない場合が多いかもしれません。
10代の悩みというものは、どうしても経験不足のまま抱え込んでしまうため、整理整頓が難しいと思います。話しを聞いてみると、プライベートと勉強の悩みがゴチャゴチャになり、一体どこから手をつければ良いものか、本人は相当混乱しているでしょう。
そういう時、まずは「勉強で解決したい悩み」の優先順位づけを教師側が率先して手伝ってあげるのが良いかと。ただ、話しを聞いているうちに、ついプライベートな部分も相手が打ち明けたくなってしまったなら、あえてそこには突っ込まず、勉強の部分にのみ焦点を当ててあげた方がお互いのためでしょう。

家庭教師はカウンセラーではありません。きちんと決まった料金で雇われている「教師」という立派な職業です。だからこそ、生徒の悩みを全て解決しようとする必要はありませんが、あまりにも冷たく突き放してしまうと、せっかく築き上げた関係が崩れてしまう恐れがあるので、「勉強を頑張って自信をつければいつか自力で問題を解決するためのヒントが掴めるよ」というような教え方をすれば、お互いに無理をし過ぎずに済むのではないでしょうか?

とくかく1番重要なのは、生徒自身が他力本願にならず「自分で解決しよう!」と思えるようになるところまで自信を取り戻させることなので、「ちょっとこの問題一緒に解いてみない?」くらいの軽いノリの方が、むしろやりやすいかもしれませんね!

⑤目標を設定しましょう!

生徒と信頼関係が築けて、ペースやお互いの性格がなんとなく掴めてきたら、次に行うのは「目標設定」です!
例えば、「次のテストで平均点以上をとる」や「苦手科目の成績をなるべく下げないようにする」など、明確な目標を設定してあげれば、生徒自身に「勉強する根拠」が芽生え、ゴールへと走りはじめるのではないかと。この場合、「目標達成に向けて先生といっしょに頑張る」ということをきちんとアピールするのが重要かもしれません。
・・・が、逆に、「目標」の話しをはじめた途端、やる気を失くす子もいると思います。それこそ、生徒と教師がまるで友だちのように仲良くなってしまった場合、唐突に現実的な話しをはじめたら、生徒の気持ちがすっと離れてしまう可能性が大きい。以上の場合、教師としては既に信用されていない恐れがあるので、弟、あるいは妹のような年齢の子と話すのはとてもたのしいと思いますが、踏み込みすぎず、どこかで線引きをする必要もあるかと。年上のあなたから自主的に「これは友達関係とは違うよ」と態度で教えてあげれば、そこから生徒側が学ぶことは多いでしょう。

・・・さて、「目標設定」に話しを戻しまして、この場合、例えば「テスト点数順位UP!」のように大きなものももちろん良いですが、「宿題を毎回提出する」「先生に自分から質問する」など、あえて小さな目標・・・毎日コツコツ実践できる内容を設定した方が合っている生徒もいると思うので、そこは本人と相談しながら適した方法を選択しましょう!
「学校の勉強についていけない」という生徒のなかには、宿題が提出できていなかったり、分からない箇所を質問することをすぐに諦めてしまうケースが多いことを考えると、そういう子には上記したような「毎日コツコツ型」の目標を設定してあげた方が、本人の自信もつきやすいでしょうし、成長速度もみるみる増していくように想像します(^^)

いずれにしろ、「続ける」ことが何よりも大切なので、生徒に無理をさせないよう気をつけましょう。

⑥極性性が身につくよう工夫をしよう!

上記した内容で「自信をつけてあげる」というお話をしましたが、勉強に対してある程度自信のある子というのは、自ら方法を編み出して解決法を導くものなのでしょう。・・・が、苦手意識を持つ子は、積極的に動ける自信がなく、解決方法が分からないまま時間だけが過ぎてしまうため、どんどんやる気が薄れていってしまうのかもしれません。
以上のような子にとって、「積極性」は重要なキーワードだと思います!自分で問題点と向き合い、解決する姿勢にたのしさを見出だせれば、途中で放り出す回数はじょじょに減っていくでしょうし、コツコツ続ければつづけるほど、「自分で最後まで出来た」という事実が確固たる自信に結びつくものと考えられます。
そう思うと、家庭教師は、苦手教科の克服法だけではなく、結果的に生徒が積極性を身につけ、最後には自ら机に向かえるよう育てる役割を担っているのかもしれません。
・・・では、実際に生徒に「積極性」を身につけさせるには、一体どうすれば良いのか?以下に考えをまとめてみました!

・ひとつでも課題を克服したら褒める
「褒める」という行為は、例えば親と幼い子どもとの関係性においても、上司と部下の関係性においても、目上の人間にとっては人生で必ずいちどは通る道ですよね。子どもや部下など、立場上下の人間にとって、自分の成果を親や上司に「ふ~ん」のひと言で片付けられてしまうと、意外と大きなショックを受けるものなのです(^_^;)目上の人間から目の前でまるで興味のなさそうな態度をとられてしまうと、「せっかく頑張ったのに、この人は自分に興味が無いのか」とショックを受け、その場で意思消沈してしまうのだと思います。
これはあくまでも個人の性格や感受性が大きく影響しているのでしょうけれど、もし担当している生徒が小さな成果を発表してくれたなら、その場で決して受け流さず、そこでどういう努力を行ったのかきちんと耳を傾けた上で、最後にひと言「褒める」ということを決して忘れなければ、自ら苦手を克服しようとする意思がすこしずつ育てられるのではないでしょうか?

・必要ないプライドは捨てる
・・・こう言ってしまうと、なんとなくネガティブなイメージが浮かんでしまうかもしれませんが(笑)
一応「必要ない」と書いたので、こちらについて説明しましょう!
まず、「教師」というと、皆さんはどのようなイメージをされますか?教師に対するイメージは、当人の記憶によってそれぞれ異なると思います。例えば、学生時代、クラスの担当だった教師から平等な存在として接してもらった方はそのままポジティブなイメージが継続されるでしょうし、逆に、教師に上から押さえ付けられるような経験をした方は、ネガティブなイメージを引きずるものではないかと。
家庭教師のファミリーの口コミをざっと確認していると、お子さんと派遣された教師との相性が合わず、結果的に本部に担当の変更を依頼したというケースを時折見かけますが、こういった内容を見る度に「教師も人間なんだなぁ」と、つい考え込んでしまいます。
これはあくまでも個人的な見解ですが、一昔前までは、教師を「神格化」する動きが国内に存在したのではないでしょうか?多分、この思想は現代になっても根絶はしていないと思います。こういった場合、生徒との関係性などに問題を発生させる要因となるのは教師側の「強いプライド」です。「教師」という職業に対するこだわりはもちろん必要ですが、生徒を傷付けてしまう程の「強過ぎるプライド」は、現代の学習の現場においては邪魔と言って良いでしょう。
教師にも生徒にも調子の悪い時はあります。それこそ、生徒は「勉強が苦手」だから家庭教師を依頼しているのであって、最初から自身のネガティブな部分を曝け出しているというのに、そこに追い打ちをかけられてしまっては、たまったものではありませんよね・・・。
もし、教える側のあなたが少しでも調子が悪いと感じたなら、素直にそう言いましょう。
「今日、なんか調子悪いんだよねぇ、だからいつもよりちょっとユックリ進めようか」と言えたなら、生徒側も「この人も普通の人間なんだな」と感じる事が出来るでしょうし、それが後々大きな自信に繋がる事もあるでしょう。

・生徒の「今」を認めてあげる
・・・たとえ、生徒が自分よりも年下であっても、10歳にも満たない子どもであったとしても、学校という「集団」に属しているなら、それなりに「複雑な事情」を個人で抱えているケースが多いと考えます。特に、最近はテレビだけではなくネットでも様々な情報を仕入れる事が可能になったため、同世代間の会話のバリエーションもここ数十年で多様化されたでしょう。そうなると、ちょっとでも周囲とズレた感覚を持っている場合は、集団から弾き飛ばされてしまうのではないでしょうか・・・?
家庭教師のファミリーが設ける年代別のコースの中には、「不登校サポートコース」があります。このコースは小・中・高校と、すべての年齢別コースに設けられており、「不登校でも勉強はしっかり行いたい」という基本的なものから「勉強以外の相談にのって欲しい」というものまで、幅広い目的に対応しているようです。
自意識がしっかり確立された中・高校生であれば、クラスの人間関係に馴染めず不登校に陥る生徒が存在する事は誰でも想像できるでしょう。が、小学校のクラスにも、大人顔負けの「関係性」が存在し、そしてそこに入れなかった生徒が「学校に行けなくなる」という事態は多々発生しているのです。
こういった場合、親御さんがお子さんに理由を尋ねたとしても、「なんとなく」という答えしか返ってこないかもしれません。当時者にとってはそれ以上説明する言葉を持たないためどうしようもないのですが、両親にとっては、目の前で自分の子どもが明らかに苦しんでいる姿を見ている分、解決したくてもどう解決したら良いか分からず、途方に暮れてしまうのではないでしょうか・・・?
そういう時、「第三者」が入り込んで、問題の所在やお子さんの現状を「認めてあげる」ことが、解決への近道になるのでは。お子さんが通学できなくなってしまった要因に「無関係な」人間がコミュニケーションに加わる事は、もしかすると、お子さんにとって一番の安心材料になるかもしれません。

⑦ネガティブな要素は決して見せないようにしましょう!

・・・以上のタイトルは、誰が見ても「当たり前だろ!」と多方面からツッコまれてしまうかもしれません(笑)が、もしかすると、意外と若い家庭教師ほど、無意識に「ネガティブ」な部分を生徒に対して見せているのかもしれません。
一見するとその日の調子の悪さや苦手な部分を相手に見せてしまうというのもネガティブと混同されてしまいそうですが、先生のダメな部分が垣間見える事は、逆に生徒を安心させ、距離を近付けてくれるでしょう。
難しいのは、生徒側が「ネガティブ」だと判断した言葉に、教師側が無意識な場合です。
・・・では、どのような言葉に、生徒はネガティブな反応を示すのでしょう?以上の疑問の答えを以下にまとめてみました!
・難しい言葉で説明される
「分からない」部分を解消する目的で家庭教師を依頼しているというのに、生徒側が余計に混乱するような難解な説明をされてしまっては、根が真面目な子供ほど「自分の理解力が足りないのが悪い」と思い込んでしまう場合も考えられます。が、教師側にとっては生徒自身の理解力を図ることは難しいと思われるので、説明後に再度どの程度把握できたか確認してみると良いかもしれません。
・目を見てくれない
たとえどんな性別、経歴、性格の人間が家庭教師になったとしても、子供にとって最も不安なのは「まったく目を合わせてくれない」ことかもしれません。もちろん、家庭教師になる事件として「過度な子供好き」である必要は無いと思いますが、担当になった子供に勉強を教える際にいちいち目を逸らしていては、相手の不信を買ってしまうでしょう。だからと言って凝視をする必要はありませんが、苦手教科を克服するコツやポイントなど、重要な部分を教える時には、しっかりと相手の目を見据えて話してあげれば、生徒からの信頼を得るのと同時に、慣れない年齢差のある人間同士のコミュニケーションの壁を埋めてくれるのでは?

  • 最終更新:2018-05-11 11:31:08

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